初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞

2024年01月31日

 アウトドアショップ・ベースキャンプ at 22:25 | 活動レポート
皆さんこんにちは。あおやぎです。
佐賀大学探検部さまよりお誘いいただき、北九州「平尾台 目白洞」で人生初めてのケイビングを体験してきました。


活動的な方が多く、専門知識も豊富。登山 沢登り クライミング ケイビング キャンプなど幅広いアウトドアを楽しまれています。
https://www.instagram.com/saga.u.ec1972/


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞

出洞後の集合写真。やりきった達成感と充実感に満ちたとても素敵な笑顔でした。

朝5時に起きてごそごそと準備開始。準備品や情報は事前にいただいていましたが初めては勝手がわからないのでドキドキ!わかっていることは「汚れる・濡れる・洞窟内は15℃前後」。いろいろ考えた結果、登山に近い装備で挑むことにしました。

ベースレイヤー:ミレー ドライナミックメッシュ
外気温よりも洞窟内は温かいとはいえ、濡れによる冷えは大敵!全身が浸かるまではなかったですがほふく前進で進むときはずぶ濡れに。それでも寒さをしのぐことができました。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/basecamp-jp/23001mle2003.html
肌のドライ感・断熱性を優先させるならオンヨネのブレステックPP
保温性を重視するならOMM coreシリーズは洞窟でも相性がよさそうです。


ミドルレイヤー:アルファ ライト スウェット クルー
沢や渓流釣りでのマストアイテム。化繊なので濡れても保温性が落ちにくいことと、素地が柔らかく動きを妨げないのでいろんな体勢になる洞窟にはもってこいでした。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/basecamp-jp/25002mle2202.html


パンツ:TNF アルパインライトパンツ
沢でも大活躍のこちらのパンツ。定番のアイテムですがストレッチによる動きやすさでクライミング要素があっても足を高く上げても全くストレスがりません。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/basecamp-jp/24007tnf2301.html
https://x.gd/RjVrz

ポシェット:Nothing bag.(X-Pac® ver.)
団体装備は探検部の方が持ってくださったので個人の装備はサコッシュ程度。飲み物と行動食、携帯などを詰め込みます。引きずる、引っかける、ぶつけるが頻発するので強度があるものをお勧めします!今回はこちらのアイテムを使用しました。
https://lightsewingmachine.com/items/5f0468f6ec8fd33cb060141e

アウターは寒さに応じてレインウェアを追加するそうです。体温は人それぞれなので、私はある程度着こんで臨みましたが探検部の方々は行動中暑くなるので薄着の方もいらっしゃいました。洞窟抜けるのにも時間がかかるので寒くないことを優先して考えた方がいいです。
今回はケイビングスーツ(つなぎ)をお借りました。狭いところや這いつくばって移動することもあるので必須アイテムです。
スタメン装備(お気に入りのウェア)などは擦れや痛みにもつながるので使い込んだものの方がいろいろと諦めがつきますw

前置きが長くなりましたが、写真で振り返っていきます。
初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞


入り口はこちら。一般の鍾乳洞入り口と同じところからのスタートでした。入洞してすぐに一般道から外れて、完全に電灯のない真っ暗闇に入っていきます!


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞

目白洞の洞内図。経路と入り口、高低差などの情報が載っています。管理人さんにご挨拶そして探検の安全を願います。
http://mejiro-cave.com/#caving
公式サイトはこちらから


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞

中に入ると早速鍾乳石の数々!形状や長さも様々で諸説ありますが1cm伸びるのに100年もの歳月がかかるそう。そう考えるとこの長さになるまでにとんでもない歳月が経過していることになります。。。傷つけたり誤ってぶつからないように慎重に進みます。※鍾乳石のような二次生成物(、石灰岩が水に溶かされた洞穴内で再び結晶し作られた生成物)は強度が不安定で掴んだり乗ったりすると破損する可能性があるので、極力荷重はかけないようにした方がいいそうです。


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞



進んでいくと、小さなコウモリを発見!この時期は冬眠しているそうで私たちが近づいても飛ぶことはありませんでした。歩いているスペースのすぐ近くで休んでいる個体も多く、歩くときにぶつからないように注意が必要です。また冬眠で体力を温存しているのでヘッドライトの光も極力当たらないよう注意しながら進んでいきます。


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞

徐々に探検感が溢れてきました。神秘的な雰囲気に見惚れつつ、クライミング要素もありワクワクが止まりません!洞窟内は雨水がたまっているので雨量によっては雰囲気ががらりと変わるそう。今回は水量が落ち着いていたので、がんがん突っ込んでいけましたが水量が多いときは防寒対策してたほうが安心できます。使用しているシューズは様々で、探検部の方々は登山靴で、私は長靴で突入しました。9割以上岩場なので足場の不安定な部分や、狭い場所を通り抜けるときの強度を考えると登山靴の方が相性よさそうです。個人的には次回は沢靴もいいのでは?グリップ力もよく、水中で使用することが想定されていて、擦れなどの強度もある。ネオプレーン生地のソックスを履けば足先の寒さもかなり軽減できます。


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞

いよいよ狭い部分に突入してきました。水がありながら匍匐前進で進んだり、前かがみになりながら潜り抜けていきます。狭い場所が苦手な方は嫌かもしれません、、、個人的にはこういう部分は大好きなのでテンション爆上がり!途中引っかかりながらもなんとか突破できました!


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞

常に地図と睨めっこ。普通に歩いていては気づかないような場所に通り道があったり、気をつけていても全く気づかないまま迷うこともしばしば。今回は全体で確認しながら進むも、気付くとあやまったエリアへ入ってしまいました。熟練の方がいるので計画的な迷子なので安心ですがこれが知らない状態では完全にパニックになって判断を誤る原因になります。もぐったり、登ったり、くぐったりいろんなパターンがあるのでまさに冒険そのもの!


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞


入洞から説明を含めて3時間。目白洞最深部「目白の滝」へ到着!!洞窟内に高さ15Mほどの滝が出現しました!噂には綺麗なところだと聞いていましたが、実物の迫力は凄まじかったです。あの平尾台のカルスト大地の下にはこんなにも神秘的な場所があったなんて!何年か前に平尾台トレイルに出場したのとキャンプ場でキャンプしたことを思い出しました。走ってよし、キャンプしてよし、潜ってよし!遊びの幅が広くて最高のエリアです!探検部の皆さん揃ってぱしゃっり!滝の脇にはリングボルトが埋め込んであったので、もしかするとエイドクライミングで登ったのでしょうか、、、先人の開拓精神には恐れ入ります。行動食をとり、景色を満喫して元の道を戻っていきます。基本的にはケイビングは行って戻ってのピストンになりますが、帰り道も難しい!反対から見ると全く違う景色に見えるので、常に洞内図と睨めっこしながら。また、クライミング的なエリアではホールドの向きや角度も変わるのでようは、行きも帰りもずっと楽しめます!帰りは比較的スムーズに2時間ほどで入洞ポイントへ到着!


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞


冒頭の写真の笑顔となりました!めでたしめでたし!


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞


かっこいい写真を撮ってもらいました!


初めてのケイビング~in 平尾台 目白洞


最後は管理人さんからのご好意で肉まんのプレゼント!冷え切った体に最高に染み渡りました!

最後まで読んでいただきありがとうございます!
最後になりましたが、今回このような機会を作ってくださった佐賀大学探検部の皆様
https://www.instagram.com/saga.u.ec1972
誠にありがとうございました。アウトドアをケイビングを最高に楽しんでいる皆さんとご一緒できて嬉しかったです!
次回もぜひよろしくお願いします!!



〒840-0806 アウトドアショップ・ベースキャンプ
佐賀市神園5丁目4-23 Y.SENコーポ神園1F
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