アウトドアショップ・ベースキャンプ スタッフブログ

ベースキャンプPayPayモール店担当の光武です。

久しぶりにキャンプに行ってきました。



場所はいくつかある候補の中から、ハンモック泊ができそうな「キャンプ＆農園　玖珠の杜」に決めました。
大分県玖珠郡にある玖珠の杜は、今年5月にオープンしたばかり。牧場跡地を利用したキャンプ場で、広い芝生サイトと、木に囲まれた木漏れ日エリアがあります。今回はハンモックのために木漏れ日エリアにしました。

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キャンプ場は玖珠ICから車で10分ほど。玖珠IC近くの道の駅「童話の里くす」でお昼ご飯を食べたら、近くのスーパーで買い出しを済ませ、キャンプ場へ向かいます。
県道沿いに看板があり、そこから林道に入るとすぐにキャンプ場に到着。駐車場に入ると管理人さんが来てくれたので、予約の確認をして、木漏れ日エリアサイトを偵察し、場所を決めたらさっそく設営。受付と支払いは管理人さんがサイトまで来てくれます。



今回の目的は「自称寒さに強い自分がどれくらい寒さに耐えれるか」の検証です。
装備は、3シーズン用シュラフ(コンフォート5度、リミット0度)+エスケープビビィ+ハンモック。
ウェアはメリノウールのベースレイヤー上下、薄手のスウェット、普通の薄手綿パンツ、薄手ダウン上下、ソフトシェルっぽいもの、メリノウールソックス、ダウンソックス、ネックゲイター、ニット帽です。グローブは忘れましたが、結構厚着です。
最低気温は0度を下回る予定ですが、到着時点での気温は10度ほどで風もほとんどなく、これなら余裕という感じです。

設営が終わったら、楽しみにしていたヤギに会いに行きました。
オスのカブくんとメスのキリちゃん。



名前はキャンプ場の近くにある伐株山からとっているようです。除草担当なので明るいうちはキャンプ場の端っこで仕事(食事)をしています。



ヤギとは触れ合えますが、オスは角があって危ないので、メスのみ触れ合い可能とのこと。
顔や頭周辺を触るときに指を甘噛みされましたが、ヤギは上の前歯が生えていないので痛くなかったです。ただ、下の前歯と上下の奥歯は普通に生えているので、そもそも噛まれないようにした方がいいかもしれませんね。

サイトに戻ると特にやることもないので、焚き火とご飯の準備をします。この日のメニューは”炙り”。お寿司、チーズクラッカー、チーズハンバーグ、ウインナーと、とにかく炙れそうなものを集めました。



炙るときに使ったバーナーはこれ。

「SOTO ST-418 フィールドチャッカー」

17時頃になると気温は4.7度に。日が傾き始めると急激に気温が下がっていきます。
18時で2.6度、19時で1.1度、21時で-0.1度となりました。焚き火が当たらない場所に行くと寒くて辛いです。



この日はふたご座流星群が見れるかもしれないということで23時頃まで粘りましたが、曇ってきてしまったので諦めて寝ることにしました。スタッフさんに、今夜は-6度くらいまで下がるらしいよ、と言われたので楽しみです。

24時を過ぎるころからかなり風が強くなってきましたが、ハンモックに入るとベッドの部分(メッシュじゃないところ)に包まれるような状態になるので、風はギリギリ体の上を通る感じでした。

夜中の3時頃に体勢がしんどくなって目が覚めました。風がますます強くなっているようですが、寒さは感じませんでした。温度計を見ていないので正確にはわかりませんが、体感温度的には-3度くらいかなという感じ。予報ほどは気温は下がっていなそうでした。

その後も寒さで起きることもなく朝まで寝ることができました。朝食を食べて、サクッと撤収して終了です。撤収中にパラパラと雪が降ってきました。


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ということで検証結果ですが、「-3度くらい+多少風があっても3シーズン用シュラフ+エスケープビビィで余裕で耐えれる」という結果でした。シュラフのリミット温度が0度なので、-3度くらいでは余裕ですね。もっと過酷になるかと思っていたので少し残念です。寒くないなと思った時点でエスケープビビィを脱いで試せばよかったです。ただ、その場合は風が防げなくなるので寒くて寝れなかったかも…？着ている服を1枚脱いでもよかったですね。年が明けてからさらに寒くなるようであれば、また検証してみたいと思います。

ただ、これは「自称寒さに強い私の場合」です。寒さに対する耐性は人それぞれなので、あくまでも参考程度に留めてくださいね。あと、ハンモックはテントで言うところの”フルメッシュ”みたいなものなので、寒さが苦手な方の冬の使用にはお勧めしません。

ついでにハンモック泊について。私には合わないなと思った点がいくつかありました。



まず一つ目は、ハンモックに乗ってからシュラフに入るのが難しいこと。
もしかしたら慣れなのかもしれませんが、私はシュラフを肩まで上げるだけで息切れでした。脇の下くらいまでシュラフに入ってからハンモックに乗る方が簡単ですが、身動きが取りにくいのでコケたりしないように気を付けないといけません。

二つ目は、ほぼずっと同じ姿勢なのがきついこと。
今回、夜中に起きた原因は、常に体が折れ曲がって、必要以上に足が上がっているという体勢がきつくなったからです。リッジレストクラシックを敷いていましたが、それでも横を向いたり、体を丸めたり伸ばしたりがしにくかったので、一旦ハンモックから降りてストレッチをしました。

三つ目はうつ伏せになれないこと。
二つ目と少し被るんですが…。地面やコットだとうつ伏せの姿勢になれますが、ハンモックではできません。というか、できないことはないんですが、がっつりエビ反りになるので腰が痛くなります。シュラフにくるまった後で、うつ伏せになって肘をついてスマホを見たい。でもできない。

といった理由で気になることが多かったので、私には合わないかなと思いました。
ただ、木が必要なので設営場所は選びますが、設営・撤収は楽だし、地面がぬかるんでいても、斜めでも、石がゴロゴロでも関係ないし、夏はテントより涼しいし、非常に魅力的です。マヤンハンモックの方が姿勢は楽なはずなので、今度はそっちで試したいと思います。ハンモックでの楽な姿勢などを見つけられたら準レギュラーくらいになりそうなので、今後も使っていきたいです。


以上、「自称寒さに強い自分がどれくらい寒さに耐えれるか」の検証でした。

今年はコロナの影響で外に出かける回数が減り、このブログも店舗のお知らせ更新用になりつつありますが、早くコロナが収束して、以前のように遊びに出かけられるようになるといいですね。

来年もまたよろしくお願いします。





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